【リ・バース60】平均年齢70歳の住宅ローンとは?
【リ・バース60】平均年齢70歳の住宅ローン
定年退職後60歳以上で一般的な住宅ローンを組むのは難しいということはお聞きになられたことはありますでしょうか?
それには一般的な住宅ローンの仕組み上仕方ないことなのかもしれません。
しかし、住まいを整えるということは健康的に元気に過ごすためにも大切にしたいことですよね。そんな時リ・バース60のことを知っていれば「新しい住まい」を手に入れられるかもしれません。リ・バース60の申し込み平均年齢は70歳と一般の住宅ローンとは違います。
リバース60の特徴をご紹介することによりリ・バース60をより知っていただきたい。
また一般的な住宅ローンを比較してどちらがよいものかとお考えのご参考になれば幸いです。
リ・バース60とは?
固定金利で安心【フラット35】などを提供している公的機関 住宅金融支援機構(JHF)が各金融機関へ住宅融資保険契約(保証)をおこない、各金融機関から利用者へ融資・提供することを支援している商品です。
言い換えれば
高齢者の住環境改善を目的とした政策性の高い住宅ローンと言えます。
【リ・バース60】の特徴がわかる借り入れ申込状況
平成31年1月~3月に付保申請(住宅支援機構に申し込み)のあった案件を整理してみました。
平均年齢 70歳
全体の申込者の内年金受給者 61.6%
ノンリコース型※ 97%
※ご契約者が亡くなった時に物件処分による返済を行った後は、相続人の方に対して残債務を請求しない型。
一般的な住宅ローンとは全然違いますよね。
利用者から見た【リ・バース60】10つの特徴
- 満60歳以上の方が対象の住宅ローン
- 毎月の支払は利息のみ(下記で説明)
- 民間金融機関に月々支払い
- 元金は、利用者が亡くなった時に住宅の売却等で返済
- 住まいを整えるものに利用できる
- 住宅に関連する用途に限られ、生活資金目的には使えない
- 返済期間が何年ではなく、お亡くなりになった時で、借入時には不確定(下記で説明)
- 融資額の上限は、担保物件の評価額の50%または60%
- 金融機関によって名前も金利も違う(別ページで説明)
- ノンリコース型もあり ※ご契約者が亡くなった時に物件処分による返済を行った後は、相続人の方に対して残債務を請求しない型。
これだけではわかりにくいので部分的に補足していきます。
2⃣ 毎月の支払は利息のみ・5⃣住まいを整えるものに利用できる
利息だけと言われても金額わかりにくいですよね。
住宅支援機構には以下のような例がご紹介されています。
ケース①自宅をリフォームにリ・バース60を使用する。
融資額500万円の場合
毎月の支払いは12,500円/月
諸条件:金利3.00% 担保評価額900万円(自宅の住宅・土地)
ケース②駅前の新築マンションに住み替えにリ・バース60を使用する。
融資額1800万円の場合
毎月の支払いは45,000円/月
諸条件:金利3.00% 担保評価額3000万円(購入マンション)
リ・バース60は高いのか?安いのか?
ケース①自宅をリフォームしたい場合
通常リフォーム会社が紹介する信販系リフォームローンでは
期間5年 金利2.5% 88,736円/月
期間10年 金利2.5% 47,134円/月
と比べると【リバース60利用時】月々の支払い12,500円は安いように見えます。
お得??利息分を追い越すのはいつか?
同じ支払い総額にするためには
期間10年 金利2.5% 47,134円
10年間の支払総額 5,656,146円
借入額500万円ですから利息分656,146円
656,146円÷12,500円(リ・バース60の場合)=約52.5ヵ月(約4.4年)
ケース②駅前の新築マンションに住み替えたい
期間10年 金利1% 157,687円/月
期間20年 金利1% 82,780円/月
20年間の支払総額 19,867,326円
借入額1800万円ですから利息分1,867,326円
1,867,326円÷45,000円(リ・バース60の場合)=約41.5ヵ月(約3.46年)
住宅支援機構提供のケース①・②の場合
住宅ローンが組める方(収入がある方など)がリ・バース60を利用すると5年足らずで支払い額が超えてしまうため、支払い総額でお得そうなのは住宅ローン。 月々支払いに重きを置く場合はリ・バース60になりそうです。
9⃣ 金融機関によって商品名称も金利も違う。
【リ・バース60】は各金融機関によって商品名も金利も違います。
リ・バース60と表記している金融機関は半分程度です。
もっと知りたい方・詳細情報については取り扱い金融機関にてご確認下さい。
平成31年3月段階で52機関あります。
別ページに取り扱い金融機関まとめました。
≫≫【リ・バース60 取り扱い金融機関・商品名・詳細】
まだ認知の低い政策性の高い住宅ローン
認知が広がっているとはいえ、リ・バース60の実績はまだまだ少なく銀行員さんの知識と経験は不十分なようです。
皆様とご相談される不動産・建築業界の専門家からも「知らない」「わからない」という声がほとんどです。
専門家に相談してもおそらく提案してもらえないかもしれません。
「住宅ローンがダメで住まいを整えられない」
「信販系リフォームローンがダメだった」
とあきらめないでください。
充実した暮らしの為、健康な住まいの為に、
【リ・バース60】を広げようと頑張っている人たちがいます。
もう少しだけお調べいただき、
「私たちにも利用できないのか?」
と金融機関に問合せいただけますと調べてくれるはずです!
家を安全で健康的にするタイミングも
車の免許を返納しようとお考えが変わるタイミングも
いつかは・・
灼熱の夏も極寒の冬も必ず来ます。
車の免許を返納しようとお考えが変わる日が来ます。
住まいで悩まれることは住まいで解決できることがほとんどです。
我慢の無いよう【リ・バース60】検討をしてみてください。