引っ越したい!住み替えだ!!より良い移り先を見つける整理術
Sumai-pro編集部です。
日本人は生涯において平均4~6回引っ越しをすると言われています。
転勤による引越し。環境が変わった。近所との付き合いが良くない。引越しの理由は様々です。
かの有名なベートーヴェンは22歳~56歳の生涯を終える約34年で79回引越ししたとのこと。
音楽を追求するためには住まいも同時に追求しなければいけなかったのでしょうか?
この記事では「引越したい。」「住み替えしたい。」と今の住まいを変えようと思い至った時にするべき整理術を紹介します。
整理術を活用して自分の気持ちをまずは整理しましょう。
いつでも準備は大切です。相談するべき相手まで変わってきます。
では、以下よりご紹介をはじめます。
引越しを思い至った際の整理術
箇条書きで構いませんので、現在の住まいの問題点を書き出していきましょう。
思いつく限り書き出してください。
例えば、
- 狭い
- 駅が遠い
- 収納が少ない
- もっと素敵な家に住みたい
- 住居費を考え直したい
- 近隣環境が合わない
- ライフスタイル・環境が変わる。今の住まいでは・・。
- スーパーが遠い
- 防音設備に不満
- 将来の住居費支払いが不安
などなど。。
人によってはいっぱい出てくるのではないでしょうか?
いっぱい出てくる方は特に最後までお読みください。
全10点を振り分ける。
箇条書きした上記のものに合計10点を箇条書きをした問題点・不満点に振り分けてください。
箇条書きにしたものの中で比較しながら強く思うものは大きめの点数をつけ、そうは思わないものは低い点数もしくは、空白(0点)をつけてください。
ただし、0.5や0.2など小数点はなし
0か自然数で点数をつけてください。
まずはやってみてください。
さて、住み替えしたい自分の気持ちが見えてきましたか?
・もう一部屋あればいいのに。
・子供の教育費のこと考えると足りないかも。
・壁が薄い。音が漏れてくる。
点数を振り分けているときに新しい不満が見つかればぜひ追記してください。
3つの大分類に分けられる。
それらの問題は3つの分類どれかに分けることができます。
- 家(建物)で解決すること
- お金のこと
- 場所、環境で解決すること
この3つの大分類されたものを「住まいの3大問題」と呼びます。
なぜ分類必要なのかというと3つの分類にはそれぞれ専門家が違います。
つまり、各々の専門家には各々の正解があります。
間違った(別に間違っているわけではないのですが)専門家に相談してしまうことで、あなたにとって一番解決したい問題が解決されないかもしれません。
例えば、
場所や環境を改善するべきなのに、素敵なお家に心奪われてしまったり。
支払いに不安を持っていたはずなのに、タワーマンションを買ってしまったり。
など
各専門家への相談の順番は間違えてはいけないのです。
各専門家にとっての正解はあなたにとっての正解とは限らないのです。
3つの分類を見て「家(建物)で解決すること」が多い場合。
例えば、
・間取りが狭い
・友達を呼べる家に住みたい
・防音設備に不満
あなたが付けた全10点のうち高いスコアの問題点・不満点が家(建物)で解決する問題ならば、
建築のプロをパートナーにすると良いでしょう。
建築のプロへの相談は、2種類の解決方法
建築のプロへの相談は、2種類の解決方法があります。
1.暮らしの専門家「建築士」へ相談
デザイナーのイメージのある建築士。
実は、安全性や暮らし方の専門家でもあります。
暮らし方を相談する場合はオススメな住まいのプロです。
2.わかりやすい提案方法を持つビルダーへ相談
展示場やモデルハウス、完成見学会などを見てまわることができるビルダーと呼ばれるハウスメーカーや工務店。
体感することで住み方をより考えられるかもしれません。
地元の工務店の完成見学会など、おススメです。その後のしつこい営業などもない会社が多く、皆様の先輩たち(住み替えだ!と先に考えた)がいろいろ検討し考え、行きついた答えを垣間見ることができます。
また修理のプロに相談するのも忘れないでください。
実は、住み替えを検討していたが、リフォームが一番良い選択肢だったということはよくあります。
リフォームしてより惚れなおすという方は比較的多くいらっしゃるようです。
3つの分類を見て「お金のこと」が多い場合。
例えば
・住宅ローンを組むのにどれぐらいまでにした方がいいの?
・将来教育費にどれぐらい必要になるの?
・定年退職時、十分な老後資金がありそうか?相談したい。
など
あなたが付けた全10点のうち高いスコアの問題点・不満点がお金のことが多ければ、
独立系ファイナンシャルプランナーへの相談をオススメします。
貯蓄、保険、ライフプランニングなどが得意なファイナンシャルプランナーは、現在お持ちのお悩みに対して的確な相談を受けることができるお金のプロです。
ただ無料の相談ではなく、1時間いくらという有料相談をオススメします。
ファイナンシャルプランナーは兼業の方が多いため、無料では相談したい内容以外の営業の可能性があります。
有料相談の相場は1時間5,000円以上~10,000円未満が41%と一番多く、次いで
10,000円~20,000円未満が28%
5,000円未満が25%
引用 日本FP協会HP
料金体系はさまざまな様なので相談前によく確認してご相談してください。
一度ならずも、住み替えなどを決定しようと考える際にも良きパートナーとしてのアドバイスをもらうことができる点も大変心強いことでしょう。
3つの分類を見て「場所、環境で解決すること」が多い場合。
例えば
・子育てするのによい環境はどこか教えてほしい。
・もっと便利なところに住みたい
・駅が遠く買い物のバリエーションがない
・ご近所さんとの対人関係がややこしくなってきた。
など
あなたが付けた全10点のうち高いスコアの問題点・不満点が場所、環境で解決することであれば、
不動産会社に相談することをオススメします。
土地柄、利便性、相場など幅広い知識をもつ不動産会社は、より良い提案をしてくれるでしょう。
ただし、不動産会社にも建築に近い不動産会社から学生賃貸を得意にしているところまで幅広いジャンルにまたがっているので、HP掲載物件や口コミなどを見て何が得意なのか?という点を問い合わせ前に確認してください。
引っ越したい!住み替えだ!!そんな時するべきこと整理術-まとめ-
いかがだったでしょうか。
住み替えの整理術は準備の準備ともいえる不満・問題点の書き出しと全10点を振り分ける点が最も重要です。
各専門家の正解は正しく、心惹かれてしまうかもしれませんが、あなたにとっての正解かはあなたにしかわかりません。
まずは、あなた自身の気持ちを整理して、どんな住まいの専門家に相談するべきなのかお調べください。
整理をしないまま、専門家と相談してしまい、
不安を抱えたまま引越しとなればベートーヴェンのように、またも引越ししないといけなくなるかもしれません。
移り先のお家では大満足していただけるような提案は住まいのプロたちは持っています。
あとは何を解決するべきか整理術を使って、より知って頂ければ、移り先をより居心地よく過していただけると思います。
この記事が皆様のお引越しの参考になれば幸いです。