2020 9 26

みんなの「家にいる時間」平均時間と「家の不満」を調査した件

みんなの「家にいる時間」平均時間と「家の不満」を調査した件

Sumai-pro編集部です。
この記事は「家にいる時間」についてです。
半年ほど前に建築士の方とお話した際に「住まいが向上すると暮らしの質が変わり、今後の人生も向上する。」と仰っておられたことが、ずっと気になっていました。

そこで今回「家にいる時間」について調べながら、本当に住まいが向上すると今後の人生も向上するのか?を調べてみようと思います。

その上でみんなはどんな家に対する不満を持っているのか?も併せて解説していきます。

「家にいる時間」は人生の中でももっとも時間を過ごす場所

平成28年公表 NHK放送文化 国民生活時間調査報告書内 データからイラスト
平成28年公表 NHK放送文化 国民生活時間調査報告書内 データからグラフ作成

5年に1度調べている平成28年公表 NHK放送文化 国民生活時間調査報告書のなかで「家にいる時間」=在宅時間が公表されています。

在宅の全員平均時間

月曜
15時間21分
火曜
15時間14分
水曜 
15時間18分
木曜
15時間17分
金曜
15時間05分
土曜
16時間49分
日曜
17時間34分

平日(月曜日から金曜日)はそれほど大差なく、
土曜日・日曜日は在宅時間が伸びているよう。

「こんなに在宅してるの?」と驚きませんか?
家にいる時間が充実させることで日々の暮らしを充実させることができそうですね。

人生のうち家にいる時間は何年分?

NHK放送文化-国民生活時間調査報告書内データを基に計算 
NHK放送文化-国民生活時間調査報告書内データを基に計算

(計算内容)
・祝日のない1週間で在宅している平均時間は111.61時間
・1年は52週間と1日なので52×111.61時間+平日平均時間15.25時間=5818.97時間
祝日分修整)
・全祝日16日を日曜と同じとし、2.31時間(17.56時間-15.25時間)×16日=36.96時間

1年に在宅している平均時間=5855.93時間
1年のうち約244日間を家の中で過ごしている計算に!

85歳まで生きたとして、なんと約57年間は家の中にいる計算になります。

家にいる時間が人生の中で多くを占めていて、人生の半分を家とともに過ごしています。「住まいが向上すると人生も向上する」と建築士さんが仰っていたことはあながち間違いではなさそうです。

家の不満を解消できれば人生の半分以上の不満を解消できると言っても言い過ぎでないかもしれません。

みんなの家の不満についてまとめていきますが、その前に NHK放送文化 国民生活時間調査報告書の中で触れられてはいなかったのですが、気になる情報がありましたので以下をピックアップしました。

 

 

男性と女性では20代から30代で在宅時間に急激な在宅時間ギャップが発生

男性と女性では20代から30代で在宅時間に差が生まれます。
NHKの調査からも見ることができます。

みんなの「家にいる時間」平均時間と「家の不満」を調査した件
20代 12:40  20代 13:25

差 45分

30代 11:29 30代 15:45

差 4時間16分

と世代が変わることで急激に時間差が現れています。
30代男性は性別・世代別で一番「家にいない」「在宅していない」世代です。
また、30代女性も15:45と急激に在宅時間が増えるのでここに大きな在宅時間のギャップ発生します。

 

大学時の友達や会社同僚などのコミュニティでは互いに同性の友達に囲まれることが多いと思います。
そんなコミュニティ内で自分は間違っていないと感じるかもしれませんが、在宅時間4時間16分違うことは互いに意識する方が無難ですよね。

実際、住宅購入の際にも奥様に言われて仕方なく重い腰を上げる男性も多いらしいです。
女性にとって在宅時間が増えることにより住宅の必要性が上がり、男性は逆に在宅時間が減ることで在宅時間によりギャップが拡大

その差は約5.7倍にも広がっていることを互いに知っていれば、気が付けることもあるのではないでしょうか。

 

家に対する不満

イメージ
イメージ

少し脱線してしまいましたが、家の不満を解消できれば人生の半分以上の不満を解消できると言っても言い過ぎでないかも?

と言うことでみんなの家に対する不満をまとめ、解決策を考えていきましょう。

人生でもっとも長く過ごす住宅に不満があることは不幸なことですよね。

戸建てにお住まいの方|家の不満

2018年にSUUMOが調査
不満点ワースト10まで紹介されています。ここでは住まいの不満点ワースト5だけ紹介します。

第1位:庭の手入れが大変   17.2%

第2位:お風呂が寒い     9.2%

第3位:収納が少ない     8.4%

第4位:ご近所付き合いが大変 7.0%

第5位:日当たりが悪い    5.5%

 

「庭の手入れが大変」に不満のある方が多いようです。
あまり認知されていないのですが、お庭もリフォームをすることができます。

手入れが行き届く範囲にお庭を整備することができます。
リフォーム会社や外構業者に相談すると良いでしょう。

また、Sumai-proにも草刈り専門会社が参加いただいております。
一度チェックしてみてください。

リフォームで解決できるものもあれば、不動産業者に住み替えを相談しないと解決できない内容も多くあるようです。

不満内容によって相談相手も変わります。
工事で解決する内容なのか?引越しして解決する内容なのか?
しっかりと事前準備を行ってくださいね。

まとめと参考データURL

最初に紹介した平成28年公表 NHK放送文化 国民生活時間調査報告書はコロナ禍もない平時です。
今般はコロナの影響で在宅勤務が増えている方も多くなっているかと思います。
Sumai-proにご参加いただいているリフォーム会社さまからも「みんな家にいる時間が増えているので、生活改善したいからリフォーム工事多い」ともお聞きしました。

コロナ禍が早く収束することを願っています。
それでも時間のかかることであり、コロナ禍がなくても人生の過半を過ごす住まいを改善することで、日々の暮らしが改善され、心地よい暮らしを手に入れることができるのではないでしょうか?

 

ぜひ、お近くの住まいのプロたちにご相談ください。

 

今回参考にさせていただきました平成28年公表 NHK放送文化 国民生活時間調査報告書のURLはこちらです。なお、在宅に関するページは52ページからになります。

https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20160217_1.pdf

ぜひ、ご覧になってください。

Sumai-pro編集部
不動産のプロ

「住まいのプロ」とともに読み手に役立つ住まいの情報を配信していきます。

Sumai-pro編集部

京都府京都市下京区貞安前之町594 5F 075-744-1501
いますぐお問い合わせ
掲載コラム × 31
詳しく見る