2020 5 5

おまとめローン 最安かも?|住宅ローンプラス500の特徴

おまとめローン 最安かも?|住宅ローンプラス500の特徴

Sumai-pro編集部です。

この記事では自己資金が少ない人向け住宅ローン[近畿ろうきん 住宅ローンプラス500]をご紹介します。

はじめて知った時は「なんて異色な住宅ローン」だと驚きました。

早速ですが、商品の詳しく見ていきましょう。

住宅ローンに最高500万円までプラスできる!

近畿ろうきんの商品「住宅ローンプラス500(以下、プラス500)」は

通常の住宅ローンにプラス500万円借りられます。

【プラス500万円の借入用途】

・本人(連帯保証人含む)名義の他金融機関の無担保ローンの借換え

カードローン・自動車ローン・教育ローンなど

+自動車購入費用

・家財購入費用や引越し代などの転居費用

と住宅に関連に薄いものまでカバーしています。

 

他金融機関でご返済中の自動車・教育・カードローンや当金庫でご返済中のフレックスローン(自動車・教育・ふれ愛)など、複数の無担保ローンを、最高500万円まで合算してご利用いただけます。
返済日や返済額など、バラバラだったローンを住宅プラス500に一本化することで、毎月の返済額や金利が抑えられ、返済計画が立てやすくなります。
近畿ろうきんHP引用

 

またプラスして借りた分諸条件は

期間最長40年・全期間固定金利1.35%(令和2年5月段階の金利 )など住宅ローンと同じ取り扱いとなります。

このままでは何が異色なのか特別なのかわかりにくいかと思います。

以下の利用例をご参考ください。

 

プラス500 ローンをおまとめ
利用例1:自己資金が少なく車ローンもあるご夫婦

おまとめローン 最安かも?|住宅ローンプラス500の特徴

(イメージ)

車のローン(オートローン)との2重の支払いが心配

リフォーム済みの中古マンション(物件代とその他資金合計約2000万円)を購入しようと考えています。

家族で移動するために買ったワンボックス(車)のローンが250万円の残りローンがあり、車のローンが終わってから住宅を購入するべきなのだろうか?

自己資金が少ない。不安は募っておられました。

・これからの生活のためにできるだけ手元に資金を残しておきたい。

・車のローンがあるため住宅ローンとの2重ローンの支払いが心配。

住宅購入前の支払い

(住宅購入前) 月々支払い額
家賃 約9万円
車のローン 約5.4万円
合計支払い 約14.4万円

車は5年ローン 金利3% 借入額300万円

月々14.4万円の支払いは少し重荷と感じておられるようでした。

貯金などができなくて今後の教育資金などの心配もされておられるようでした。

プラス500を利用した住宅購入後の支払い

(住宅購入後) 月々支払い額
住宅ローン 約5.3万円
プラス500 約0.75万円
合計支払い 約6.05万円

自分の家を持つことができ、月々支払い額が約14.4万円から6万円弱になり、貯金ができる生活になりました。

 

引越し代や家具・家電費用もおまとめローン

住宅部分の金利は0.625%・プラス500部分は全期間固定1.35%(令和2年5月段階の金利)最長は40年ローンまで行けますが期間35年で借りられたとのこと。

実際このお客様はプラス500の枠が車のローンを借り換えしてもまだ250万円残っていたので、引越し代(約40万円)・家電、家具購入費用(約150万円)を追加されましたが、こちらの支払いは月々5,678円となり、全体の月々支払いは約6.6万円となり、大変喜んでいただいたとのことでした。

プラス500 ローンをおまとめ
利用例2:奥様に内緒のローンがあるご夫婦

おまとめローン 最安かも?|住宅ローンプラス500の特徴

(イメージ)

奥様に内緒でカードローンがあるご主人。この機に隠し事しないようにしたい

新築建売物件(物件代とその他資金合計約3000万円)を考えているご夫婦

ご主人カードローン残高100万円(奥様には内緒)

 

・奥様に内緒でカードローンがあるご主人。この機に隠し事しないようにしたい

住宅購入前の支払い

(住宅購入前) (月々支払い額)
家賃 約11万円
カードローン 約2万円
合計支払い 約13万円

プラス500を利用した住宅購入後の支払い

(住宅購入後) 月々支払い額
住宅ローン 約9.3万円
プラス500 約0.3万円
合計支払い 約9.6万円

ひと悶着後お小遣い制に

住宅ローンの事前審査が通ってから、ご主人様は奥様に隠れてカードローンがあったことを打ち明けられました。雨降って地固まったのでしょうか。お小遣い制と教えていただきました。

 

支払も約3.4万円安くなった恩恵がお小遣い増額にもつながったようです。期間は最長40年です。利用例2の場合は35年でした。

カードローンの金利で返済つづけていたよりも総額も安くなっていたと思われます。それも支払が約7分の1になった上ですから、なんともすごい商品です。

 

実は奥さま内緒のローンがあることを薄々気づいておられたらしいです。

黙っていた奥様と黙っていることがツラいと感じていたご主人さん、仲のいいご夫婦ですよね。

早い段階で手が打てて良かったのではないでしょうか。

プラス500は特別な住宅ローン

近畿ろうきん 住宅ローンプラス500は特別な住宅ローンです。

本来、住宅ローンは住宅以外の用途には使えません。

ですので家具・家電や今あるその他のローンを住宅ローンにまとめることなどできるはずがありません。「住宅ローンと同じ金利で別な用途に使いたい。」とほかの金融機関に相談すると担当者には怪訝そうな顔をされることでしょう。

自己資金が少ない方にはぴったりの住宅ローンです。

プラス500にもデメリットが・・。

おまとめローン 最安かも?|住宅ローンプラス500の特徴

残念ながらこのプラス500にもデメリットはあります。

・購入後早期売却したら問題が発生します。

・物件によっては使えない。

ほとんどの場合、不動産を購入するときは相場に近い金額で購入となります。

その相場にプラスオンして借り入れをするのですから、売却するときには売却価格では足りなくなる可能性があります。これは諸費用を合わせて借入するとき(オーバーローン)にも発生する問題です。

 

つまり、自己資金を用意できるのなら越したことはないです。

自己資金がたまるまで賃貸で住居費が支出するだけならば、、。

と状況に合わせてご検討ください。

 

また、物件によって使えません。

あくまで住宅ローンのため、通常のおまとめローンと違い住宅評価に対する審査があります。

特別な不動産でなくても利用できますが、担保評価ができないような変わったお家には利用できません。

最後に「住宅ローンプラス500」改めて詳細説明

近畿ろうきんHPから引用していますが、最新のものは以下のリンクよりご確認ください。
またお申し込みにはもちろん審査があり、内容についても金融機関ご担当者より十分に説明をお受けください。

<近畿ろうきんHP内 住宅ローンプラス500の説明>

住宅を建築・購入される場合や、他金融機関の住宅ローンを借換えされる際、住宅ローンに加えて最高500万円まで、新たな無担保資金やご返済中の無担保ローンの借換え費用、新居でご利用される家具・カーテン・家電等の家財購入費用も合算することができます。

ローンを一本化することで、毎月の返済額や総返済額を減らすことも可能です。

会員組合員の方はもちろん、生協組合員の方や近畿2府4県(滋賀県、奈良県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県)にお住まいまたは勤務されている方にご利用いただけます。(別途、融資のご利用にあたっての条件がございます。)

 

※お申込みにあたっては、当金庫および当金庫指定の保証機関の審査がございます。審査の結果によっては、ご融資をお断りする場合もございますのであらかじめご了承ください。

詳細
お使いみち(住宅ローン部分) 〇 住宅資金
①住宅の新築・購入資金
②他金融機関の住宅ローン借換え
※当金庫でご利用中の住宅ローンの借換えは、対象外となります。
お使いみち(プラス500部分) 〇 プラス500部分
①住宅の新築・購入にともなう家財購入費用や転居費用②他金融機関の無担保ローン借換え

③自動車・教育・結婚・葬祭等の新たな費用

④当金庫フレックスローン(自動車・教育・ふれ愛)の借換え費用

※負債整理資金・事業性資金・投機性資金は対象外となります。

ご融資金利 ご融資日時点の金利が適用されます。(金利は毎月見直します)
ご融資金額 最高1億円
ご返済期間 最長40年
ご返済方法 元利均等毎月返済または元利均等毎月・ボーナス併用返済
保証人 原則不要
生命保険 ろうきん団体信用生命保険※保険料のお客さま負担はございません。

この記事はSumai-proにご協力いただいている不動産会社さまよりご提供いただいた情報をもとに作成しております。

近畿ろうきんPR記事ではありません。

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