2020 10 18

戸建のメンテナンス費用を調べてグラフ化|魅力とデメリット

Sumai-pro編集部です。
戸建のメンテナンス費用総額を調べました。
新築建売戸建でも注文住宅でも中古戸建でもどの築年数でどれぐらいかかるのか?
をこの記事ではグラフ化していきたいと思います。

その上で、住宅の購入をお考えの方はメンテナンスの様子を重ね合わせてご説明させていただきます。
現在考えているお家で大丈夫か?今住んでいるお家の将来のメンテナンスを考えるための参考にしてください。

また比較的情報の少ない中古住宅を検討されている方にも情報提供できればと思います。

早速ですが見ていきましょう。

戸建のメンテナンス費用は?

広い、庭がある、隣家を気にしなくて良い。
戸建てならではの魅力はたくさんありますよね。
子育て世代にとってもマンションでは子どもの足音が気にすることなく生活できる戸建は魅力的です。

しかしデメリット
もあります。
一番のデメリットは維持管理、つまりメンテナンス費用です。

長期使用(60年)版 メンテナンススケジュールガイドが住宅産業協議会から公表されています。
転載禁止なので詳しくはこちらのページをご覧ください。
http://www.hia-net.gr.jp/schedule2.html

 

メンテナンススケジュールガイドについて

本ガイドは、「住まいと設備のメンテナンス スケジュールガイド」をベースに、住まい手に、住まいの維持管理を計画的に行っていただくために「いつ頃」、「何を」メンテナンスする必要があり、「どの位の費用がかかるのか」を耐久性の重要な項目を中心に、60年間のメンテナンス計画書を作成いたしました。 お住まいの長期メンテナンス計画立案の目安としてご活用いただけます。 各費用については一般的な金額から算出したもので、現況や使用部品によっては、必ずしもその範囲に金額がおさまるものではありません。

 

時系列にグラフ化してみました。

住宅産業協議会さんのメンテナンススケジュールガイドをもとにグラフ化してみました。

まずは戸建の新築時からのメンテナンススケジュールです。

上記のメンテナンススケジュールガイドをグラフ化(値はすべて中央値)
今回は概算計算のためメンテナンススケジュールガイドで出されている値の中央値にすべて合わせ、20年分しか出ていない
キッチンなどの水まわり設備は取替後、2巡目としています。床・建具などは除外しています。

 

こちらはメンテナンス費用を加算していった合計です。

上のグラフでも赤色で表したように、「15年~20年」の一回目の大規模リフォームと「30年~35年」の二回目の大規模リフォームの部分で下のグラフもぐっと伸びてしまいます。

つまり戸建は「15年~20年」と「30年~35年」にメンテナンス費用が掛かる。

 

40年間で2194万円のメンテナンス費用

40年間で2194万円のメンテナンス費用となるようです。
本当に?こんなにかかるんですか??💦

正直計算を始める前にはここまで行くとは💦

どこかに不要な工事が入っていることないかと懐疑的な見方をしてみても、今回中央値で計算しているのでおそらくこれぐらいはかかってしまいそうです。逆に中央値では足りないこともあり得るかもしれません。

60年安心して暮らす家にするためにはこれだけしなければいけない。
知って良かったと思えますか?私は、ちょっと焦ってしまいました。

やっぱり「本当にこんなかかる?」と懐疑的なSumai-pro編集部はマンションの修繕積立金を計算してみました。国土交通省ガイドラインから15階以下建築延床面積5000㎡~10,000㎡のマンションは202円/㎡・月

専有面積85㎡×202円(ガイドラインより)×40年(40×12)=8,241,600円

マンションの方が修繕費は安くなるにしても、、ちょっと住宅産業協議会さん高くないですか?戸建はマンションの維持費の約2.7倍💦この審議はまた今度色々と調べてみたいと思います。

 

第1期大規模リフォームと第2期大規模リフォーム

メンテナンス費用のかかる一つ目の山は新築時から10年~15年経過したあたりで約600万円のリフォーム費用がかかります。そして30年から35年経過した際に約900万円という大規模リフォームが必要となります。

日本の住宅寿命が約30年と言われています。
この大規模リフォームをせずに新築建て替えする。もしくは売却・解体してしまうことで住宅寿命が30年と短くなってしまっている大きな要因なようです。

 

中古戸建を買う場合は要注意!
住宅ローン残高推移とメンテナンス費用

新築で購入するのとは違い中古戸建を購入する場合は、この大規模リフォームが待っていることを前提とした資金計画を考える必要があります。

新築後5~10年の中古住宅を購入した場合
住宅ローン推移とメンテナンス費用グラフ

比較的新しい中古戸建(新築後5~10年の中古住宅)を購入した場合35年ローンでは長すぎるかもしれません。
30年ローンで、もしくは30年で完済できるようにすると2回目の大規模リフォーム時には住宅ローンが終わっていると想定されます。
それほど住宅ローンとメンテナンス費用の心配するほどではないようです。

 

変わって新築後15~20年の中古住宅を購入した場合、
メンテナンス費用はしっかりと考えるべき

見た目はきれいでも前の所有者がリフォームをしていない限り、第1回目の大規模リフォームの必要があり、リフォーム箇所にメンテナンスするべきところが零れ落ちないようしておくべき

と言うのも
購入時なら住宅ローンに含めることができるが、購入後はリフォームローンでメンテンス費用を支払わうとなれば、リフォームローンは期間も短く、金利も高いため支払いが負担になる事もありえます。

この時期の物件を購入することを検討するならばリフォーム費用、特にメンテナンスにかかる費用を加算して判断するべきではないでしょうか。

 

注文住宅で「イニシャルは高いけども・・」ってつまり

最近注文住宅を建てる工務店などでイニシャル(初期費用)は高いけど、対劣化のものを付けた方が良いですよ。との声を多く聞かれるようになりました。

グラフ化すると(工務店によって差があるためイメージですが、、)

メンテナンスがぐっと下がり支払いにも余裕がでますということのようです。
特に外壁、屋根などは雨、風、紫外線などにさらされ傷みやすいため対劣化といえば住宅の外皮と呼ばれる外壁と屋根を中心に予算を配分していくことがメンテナンスの観点からは有効だと言われています。

まとめ

この記事では戸建のメンテナンス費用と住宅ローンについてまとめていきました。
透けて見えてくるのは戸建に住んでいる日々の暮らしです。

戸建だからこその魅力があって、お家で過ごす日々を満足感で埋めてあげてください。
メンテンスを怠ったお家では住宅寿命が短くなるだけではなく、暮らしていく上で問題が発生してしまうかもしれません。

「メンテナンス費用は思っているよりもかかる。」

より良い暮らしを、そして住まいを整えるためにはどうしたらいいのか?
お近くの住まいのプロたちと探していってください。

不動産のプロ

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