【土木設計】土地の設計士|岡田設計
土木設計・土地の設計士
はじめまして、岡田設計 代表 岡田和成と申します。
設計士と言うと建築士を連想する方も多いでしょうか。
建築士よりも少し地味かもしれませんが、土木の設計も皆さんの生活に深く関係しています。お力になれることありましたらお気軽にお声かけてください。
調査業務、計画設計業務、許認可申請業務
造成や土地の形を大きく変える時、日本はがんじがらめになっており、
また地域などによっても申請方法も許認可も大きく変わります。
その土地がどのような許認可が必要か?を調査し、
役所に対して申請書類を作成します。
そのため、多くの仕事は建築業者、不動産業者、デベロッパーなどの開発業者やゼネコンと呼ばれる方々とお仕事させていただくことが多いです。
しかし、土木設計(土地設計)の専門家として皆様のお家にも関係することもあります。
一番多いのは擁壁の安全性チェックなどでしょうか。
擁壁の安全性チェック
「擁壁」とは、崖などの崩壊を防ぐための「土留め」として、コンクリートブロックや石などを使った「壁状の構造物」のことです。
どんなに頑丈につくられた擁壁でも、数十年という時を経て、次第に劣化が進んでいきます。
そこで、場合によっては擁壁の作りなおしや擁壁補強工事の構造計算をいたします。
特にご相談が多いのは「建て替え時」、お客様のご依頼により建築士事務所・工務店よりご相談を受けます。
非破壊検査のデーターを元に現状擁壁の構造計算を行い、安全性を明らかにいたします。
どの程度欠如しているのか、擁壁を造り直した方が良いのか?
どの程度補強でカバーすればよいのかまでも明確にすることができます。
我が家の擁壁は大丈夫?
国土交通省が宅地耐震化の一環で『我が家の擁壁チェックシート』を公開しています。
国土交通省全17ページのPDFが開きます
(http://www.mlit.go.jp/crd/web/jogen/check.htm)
周辺環境条件等のチェックから擁壁基礎点をだし、つぎに擁壁変状をチェックします。
合わせると総合点数がでてきます。
擁壁の安全性が3段階に評価され、総評点が高ければ高いほど危険性が高い宅地擁壁となります。
宅地造成工事規制区域
宅地として造成することによって、崖崩れや土砂の流出による災害が発生するおそれがある区域。都道府県知事等が宅地造成等規制法に基づいて指定する。
[補説]規制区域内で、高さ2メートルを超える崖ができる切土、高さ1メートルを超える崖ができる盛土、500平方メートルを超える造成工事などを行う場合などは、都道府県知事等の許可が必要。宅地の所有者等は、崖崩れなどの災害が生じないように安全な状態を維持する義務を負う。出典 小学館デジタル大辞泉について
宅地造成工事規制区域内には高低差の多いエリアが指定されることが多いため、必然的に擁壁が多くなります。文末に自分のお家がこの宅地造成工事規制区域内に入っているかお調べできるようリンクをつけております。もしご興味ありましたらお調べください。
劣化した擁壁は、、
昭和40年台、昭和50年台に分譲された開発地では建て替えが進んでいます。
建て替え時に擁壁の安全性チェックをおろそかにしないでください。
安全性が不十分となった擁壁は造りなおしや補強工事が必要になります。
補強の工事の場合は、鉄筋を差し込んだ補強工事がおススメです。
鉄筋を使用しない(無筋工事)もありますが、相応な厚さが必要上に費用も膨らんでしまいます。
土地の設計士 岡田設計
私の仕事は工事することではなく、安全で安心できる宅地へのご提案です。
「縁の下」そのより下の宅地から皆様にそして社会に貢献したく考えております。
お気軽にお声掛けください。
【住んでいるエリアが宅地造成工事規制区域か調べる】
京都市内の宅地造成工事規制区域を調べる
http://www5.city.kyoto.jp/tokeimap/detmap/taku/kyo096-4-2.htm
京都府内(京都市以外)の宅地造成工事規制区域を調べる
https://www.pref.kyoto.jp/kenchiku/1282271670196.html
(京都府HP内)
大津市内の宅地造成工事規制区域を調べる
http://www.city.otsu.lg.jp/business/kenchiku/takuchi/1389166491540.html
滋賀県内の宅地造成工事規制区域を調べる
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kendoseibi/machizukuri/19020.html
(滋賀県HP内)