2020 7 17

素材感をたのしむ家のつくり方 | 松村泰徳建築設計事務所

葛城市の松村泰徳建築設計事務所です。

素材の魅力を感じることのできる家が改めて見直されてきているように感じています。
素材から感じる印象は「あたたかみ」「安らぎ」「素朴」であったりと幸せな気持ちにすることができる素材の魅力を暮らしにも取り入れたいものです。

 

素材がもつさまざまな魅力をお家つくりに加えることで、よい暮らしに寄与することでしょう。この記事では素材感をたのしむ住まいの例を3つご紹介します。

松村泰徳建築設計事務所では関西エリアを中心に対応しています。
お気軽にご相談ください。

素材は再利用できる。| 「木」の再利用

素材は何を選ぶだけではなく、再利用することもできます。

 

「木」の再利用

長い時間柱や梁などとして建物を支えてきた木材たち。
木材の寿命は長く、再加工することで生まれ変わります。

 

素材確保

解体された木材はどのようになるか知っている人は少ないかもしれません。
通常では廃棄物として処分されてしまいます。

捨てること前提での解体に比べると、再利用することを前提の解体は手間がかかります。

しかし、風土になじんだ木材はこの機会を逃すと手に入れることができなくなってしまいます。この現場では米松よりも強度があると言われる地松や桧、杉材の他、造作廻りの広葉樹の堅木も確保できました。

再加工

木材は時間とともに色も変わっていきます。
飴色に変化するもの、銀白化していくもの、色の移り変わりが早いもの、遅いものなど様々です。

しかし、何十年も経過した木も変色した表面部分を剥がせば、まるで加工されたすぐの木材のよう。木材の長い寿命は現代社会に考えられているよりも長く、再利用することでまだまだ寿命を延ばすことができます。

 

建て替えの際に何度も木材を利用することは、日本建築の本来の姿と言えます。

「石」「土」「瓦」の再利用

素材の形を変え再会させることで、場所が持つ固有性を損なうことなく再構築することを心掛けました。
素材が元々あった場所だからこその調和で馴染んだ外構は、造園技法における「真」「行」「草」とは趣の異なるアプローチになりました。

再加工

板石をアプローチ敷石として不揃いな延石に加工する。
古瓦も用いて文様をあしらい、植込みを飾る。再調合した土と自然石は南門屋の土塗り壁に使用しました。

 

 

基礎石と土壁の再利用

素材確保

解体した建物の基礎からは予想以上に大小様々な大量の自然石や布石を確保。
壁は土塗り壁だったので再調合することで再生することができます。

古瓦は種類ごとに分別し、施主自ら用途に応じて加工。

造景

大正期に建築された当時から100年近くの間に世代の変化や生業の変化、住まい方の変化などから生じる様々な問題を抱えてしまっていました。

問題を解決することと同時に解体で産出される素材を再び利用することで再構築することが叶い、元あった素材だからこその調和が悠久の景観づくりに寄与しています。

 

住まいに景色がある家

ふと暮らしていく中でこの眺めが好きだと思っていただくのにも素材の魅力は大切な要因です。
無垢材フローリングなどの経年による良化は住む人の思い出とともに、美しく味わいを増していきます。
住む人だけがたのしめる素材の魅力ではないでしょうか。

明治期建築を建替え・再利用

 

できるだけ素材を再利用する。

解体前に再利用可能な材の選定を施工者と入念に行いました。
古材ともいえる材を意匠デザインに落とし込んでいき、露し梁や膳板、カウンターや家具に加工したり、細工格子や型ガラスを建具に組み込んでいきました。

「アンティークっぽい」では終わらせない。

解体時に産出されるアンティークな素材を再利用し、調和させていくことで、明治時代から息づいた素材を感じながら暮らすことのできる住まいができました。

 

 

素材の魅力について

家づくりは楽しいものです。
あらゆる角度であらゆる深さで家づくりを楽しんでもらいたいと日々思っています。標準仕様やオプションを選ぶだけで、素材感を考えずに家づくりすることは少し勿体ないのではないでしょうか。それほど住まいにおける素材の魅力は大切なものです。

 

HPにも施工事例を公開しています。
素材選びや組み合わせを楽しんで家づくりしていただいている姿をご想像していただけるかと思います。
皆様も素材感を楽しんでいただき、お家づくりを楽しんでいただけましたら幸いです。

 

 

建築のプロ

造形から造景へ

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