2019 7 30

家造りで失敗しない人の豆知識 7つのチェックポイント

家造りで失敗しない人の豆知識 7つのチェックポイント

はじめに

最近、家造りに失敗する人が増えています。
『思い描いていた家と違う家になってしまった・・・。』
『余計なお金を〇〇〇万円もかけてしまい返済できない・・・。』
という後悔をする人がいるのです。

なぜこのような事態が発生するのか?これらの問題は消費者に正しい知識がないのと、正しい情報を伝える人がほとんどいないことが原因です。業者は、必要の無いこと、これを言うと自分が不利になる事は消費者には話しません。
しかし、これでは現状が改善されません。家造りに携わる者が、また、現場の第一線で働いている人間が、正しい情報を消費者に届けなければ、家造りで後悔する人は後を絶たないでしょう。

「良い家に住みたい!」、この想いは万人の願いです。その思いを叶えるために私はこのガイドブックを書きました。これからお話する内容は、営業のプロや建築士が口を閉ざし、秘密にしていたことです。この話を聞いた後、あなたの家造りに対する不安は解消されることでしょう。

 

office.N 中垣 光紀

家造りで失敗しない人の豆知識

家を造るという事は、家族最大の夢であり、人生最大のミッションでもあります。だれしも『家を建てよう!』と決断した時から、様々な問題や、困難が立ちはだかります。たとえば・・。

  1. どんな家を建てるのか。
  2. だれに頼むのか?
  3. 現実問題として、資金はあるのか?

これらの問題をなんとかクリアーして、いざ建築が始まると、『手抜き工事をされてはいないだろうか?』、『打ち合わせした内容と違うのでは?』など、数々の不安が頭の中をよぎり疑心暗鬼になります。
またこんな声もよく聞きます。契約まではコメツキバッタのようにペコペコしていた営業マンが、契約したとたん冷たくなった。手のひらを返したように態度が変わった。一体どういう事。

 

あなたはそうなる前に考えてください。なぜ家造りに失敗する人が多いのか。どうしたら家造りに成功するのか、その境界線はどこにあるのか、とこれからお話しする内容は、あくまで、「建築費を無駄に使わずに、いい家を建てたい!」と願っている方が、必ず参考になるガイドブックです。それでは、早速家造りに失敗しない人の特徴を7つお話いたします。

 

ポイント① 家にかかるお金を把握している人

このページを読み始めたあなたは、『建築費を無駄に使わずにいい家を建てたい!』と考えているでしょう。『無駄な建築費』とはいわゆる『広告・宣伝費』『営業経費』の事なのです。

新聞折込ちらしをご覧になったことがあるかと思います。10万部のチラシを打つのにかかる費用は、軽く100万円はします。それが大手ハウスメーカーになると全国規模ですし、イメージキャラクターに有名タレントやアニメキャラを使うとなると、想像もつかない金額になります。テレビCMをしょうものなら、莫大な予算が必要になるのです。
また、よく見かけるのは、見学会の来場者や契約者の方へのプレゼントです。
家造りに関する情報誌や、その会社の家造りがわかるパンフレット等のプレゼントならまだわかりますが、中には抽選でハワイへご招待なんていうのもあります。
さらに、モデルハウスや展示場は維持管理費がかかりますし、必ず営業マンが待機しなければなりません。営業マンにしても一人雇うのにどれだけの経費がかかるのか・・・。

そうです、全てあなたの大事な住宅資金が使われているのです。つまり、あなたの住宅資金はあなたの家造りにすべて費やされているわけではないのです。

 

 

ポイント② 情報をうまく活用できる人

『住宅雑誌をうまく活用する』
住宅情報誌にはそれぞれに毎月興味深い特集を組み、これから家造りを考えている方には大変参考になる情報が満載です。
しかし、使い方を間違えてはいけません。住宅雑誌には宣伝広告が極めて多いのです。特に多いのは。大手ハウスメーカーやフランチャイズ(地元業者が経営しているが、加盟金を本部に納めて、〇〇ホーム・△△ハウス当の看板を掲げている店)の記事です。紙面のほとんどがそれらに付随する記事や広告です。
出版社の目的は広告を載せることで得る広告費です。ですから、広告を出してくれる会社に不利な内容は記事にしません。つまり、たとえ広告主のメーカーがあなたにとってよい家を提供して無くても、紙面にそれを載せるわけにはいかないのです。

では、どうやって活用すれば役に立つのか。

  1. あなたが今住んでいる家の不満なところをあげてみる。
  2. 将来あなたの家庭や、家族のあり方をシュミレーションしてみる。
  3. ①の問題点を解決し、②の未来像を視野に入れ、あなたとあなたの家族が納得できる家がどんなものかを想像してみる。

ほんの一例ですが以上の三点を踏まえて住宅情報誌を見ることで情報の取捨選択が出来るようになります。そうすれば、過剰に彩られた家に惑わされず、あなたとあなたの家族が本当に納得のいく家造りができると思います。

 

 

ポイント③ 坪単価を理解している人

「坪単価」どこまで入っての単価なのか、基準は会社によって違う。
まず目が行くのは坪単価の数字ですね。
もちろん、1坪3.3平方メートルで、畳二帖分の金額という事はおわかりでしょうが、たとえば、『坪単価40万円』と広告に書いてあったとしましょう。でも実はこの坪単価で家は建つけど住めないこともあります。

その理由は・・・消費者と住宅メーカでは、坪単価の意味合いが異なります。消費者にとっての坪単価は無論、建築工事に関するすべての費用を坪数で割ったもの、つまり、『引き渡し価格』です。
しかし、住宅メーカーにとっては建物の本体を建てる、『本体価格』という意味合いが強いのです。つまり、カーテン・照明器具・エアコン等、さらには外回りの付属設備工事や現場経費は入っていないのです。しかも、肝心の『本体価格』には、何を含み、何を含まないのかはそれぞれの会社でマチマチなのです。

つまり、坪単価とは、住宅の価格の内、その業者で誰が建てても変わらないであろう部分(構造体・基本仕様の内装・外装・設備機器など)の金額を表しているものであり、あなたの家造りの総予算を知る上では、それほど重要な数字ではないことがお分かりいただけるでしょうか。
ただ、まったく無意味というわけではなく、『本体価格』であることを理解しておけば、家の価格を概算で把握するうえでは十分な目安になるでしょう。
そういうわけで、坪単価は実際にあなたが市は割れなければならない総額がいくらになるのか、先にも書いたオプションや経費もきちんと確認しなければいけませんし、さらには諸費用(登記費用や火災保険など)も把握しておく必要があるのです。

 

 

ポイント④ モデルハウスに惑わされない人

モデルハウスは豪華絢爛。惑わされる人は失敗します。
初めて家を建てる方は、モデルハウスの外観や、キッチンなどの設備に目がいってしまい、肝心なところを見落とすことが多いようです。必ずといっていいほど犯してしまう失敗があります。それはそんな点でしょうか。

 

①驚いてはいけない、わくわくせずに厳しい目で
モデルハウスは、一般家庭の玄関よりも広めに作られていることがあります。玄関を入ってすぐにその広さに驚くことなく、冷静になって中にお進みください。モデルハウスは『大人のディズニーランド』といってもいいくらい、夢のあるつくりをしています。あなたは夢の世界に入り込むことなく、厳しい目で確認してください。

 

②標準仕様とオプションの確認を
モデルハウスを見学するとすべての者が良く見えてしまい、自分がその家に住んだ状況を死蔵してしまいがちです。しかし、現実とのギャップに気づいた時、家造りをあきらめてしまう人が多いのです。豪華絢爛なモデルハウスには、多くのオプションや装飾品が飾られております。その一つ一つがひょうじゅんしようなのかオプションなのか、しっかり尋ねましょう。

 

③設備は身の丈にあったモノを
最新キッチン・最新ユニットバス・・・。モデルハウスは全てが最高級です。『建築費を無駄にせず、いい家を建てたい』と願うなら、本当にお金をかけるべきところを間違えないようにしましょう。

 

 

 

ポイント⑤ 資金計画をしっかりたてられる人

一番大切な、『資金計画』です。
『自己資金無しで建てられます。』『今の家賃並みで建てられます。』という言葉で惑わされる人がいらっしゃいます。
確かに今は金利も安く、30年・35年ローンで家を建てることは可能です。
しかし、頭金なしで月々のローンが高くなってしまったり、月々の支払いが安くても、ボーナス払いが非常に高いと言ったケースが多々あります。
そして、意外にかかる費用は、『光熱費』です。アパートから一戸建てに引っ越し、まず驚くのが月々の光熱費です。必要以上の照明設備や、デザインばかりに気を取られて肝心な構造を見落とすと、暖房などの光熱費に余計な負担がかかります。
せっかくマイホームを手に入れた後、生活を切り詰めなければいけないというケースや、最悪の場合、維持できずに売りに出すこともあります。『建築費を無駄にしない』と言うことは、家全体にかかる月々の費用を抑えることが一番です。家造りが目的で生きているのではありません。あくまでも、人生を楽しくするための、一つの道具である、ツールです。家を建てた後の暮らしが変わらないことが大切だと私は考えます。

ここでのポイントは賢い人は、いくら借りられるのか?では無く、いくらなら月々返済できるのか?をしっかり把握できる人です。

 

 

ポイント⑥ 営業マンを見分けることの出来る人。

営業マンは『売るプロ』であることを忘れてはいけない。
家造りというのは、えてして口約束が少なくありません。担当営業マンがいなくなったとたん、約束は終わりになるのです。
実は、営業マンは、平均三年で転勤になります。なぜ転勤するのかというとクレーム処理を抱えきれなくなることが原因の一つと言われております。抱えきれなくなったお客様を切り捨ててしまうのです。アンケートによると、家を買う決め手の一番の理由が、『担当営業マンが信用できる人だったから』だそうです。
しかし、考えてみてください。ハウスメーカーの営業マンは、その道のプロです。
社員研修では厳しい訓練を受け、ああ言われたらこう言え、これを指摘されたらあれを出せ、といった応酬話法のマニュアルも存在します。
もしあなたが営業マンより知識があり、質問攻めにしたらどうなると思いますか?営業マンはあなたを面倒臭がり、『よそで建ててください!』と、すっぱり切られることでしょう。住宅メーカーは、面倒臭いお客様を嫌い、相手にしたくないのです。もちろんあなたは、ただ納得のいくようにいろいろ質問しているだけなのに・・・。

それに引き換え工務店は洗練された営業マンはいません。地域に根を下ろした工務店、ビルダーは、社長はもちろん、社員もほとんどが地元の人間です。転勤もありません。しかし、もしあなたがハウスメーカーの営業に疲れたら、一度工務店に出かけてみてください。一度工務店に出かけてみてください。きっと新しい発見がそこにあります。

 

 

ポイント⑦ 地元ビルダーの見分け方の出来る人

本物に『地元密着ビルダー』を探そう。

それは、大手ハウスメーカーの考える家造りと、家を建てようと思う日理たちの考えに大きなギャップができているからです。住宅メーカーは経費がかかるため安くすることができません。そのため営業マンは、難しい客とお金のない客は相手にしないのです。しかし工務店はどんなお客様でも大切にします。至れり尽くせるとまではいきませんが、きちんと相談にのってくれるでしょう。しかし、営業の訓練や接客方法など勉強したこともなく、泥臭いところがありますがいいところもたくさんあります。見た目や対応だけで判断せず、その会社と一生付き合っていけるかどうかを見極めることが大切です。

 

『地元密着工務店』と『ただそこにいるだけの工務店』の違い

努力に努力を重ねた工務店だけが、『安くていい家』をたてられる。
『安かろう悪かろう』ではなく現在では、本当に安くていい家を、『ローコスト住宅』と呼ぶようになりました。何の努力もせずに、家は高いとあきらめている工務店は、本当に地域密着とは私は思いません。家を造るシステムをごうりかすれば、同じ仕様の建物でも、30%は安くできることが、実は立証されているのですから・・・。

 

こんな会社を探してください。

いま、地域ビルダーや工務店が立ち上がり、消費者に『安くていい家』を提供したいと願い、努力しているグループが全国で数多く誕生しています。今に、坪単価30万円という金額が、業界の標準価格(適正価格)になるはずです。

 

新価格が可能になったワケを、少しご紹介します。

①流通経路を見直し、中間マージンをカット。
②徹底した標準化。合理化を行い、無駄な労務費を削減。
③機械化により、大幅な工期短縮に成功。
④設計施工のシステムを確立。
⑤展示場やカタログに多額の経費をかけない。

なぢがあります。木造住宅では、プレハブメーカーのような合理化は不可能といわれてきました。しかし今、そのプレハブメーカーの合理化の仕組みを解明し、コストを削減する方法が確立されているのです。
このことを知っていただければあなたの家造りは成功します。
もう、家造りに無駄なお金を使うことはやめてください。

 

さいごに。
『お母さん、ただいまぁ~!』
『おかえりなさぁ~い!』
親子の元気な声が聞こえます。きっと、家造りに成功したご家族でしょう。あなたも。こんな会話が出来ることを信じて、家造りを成功させてください。

さいごになりますが、
楽しい家造りができることを心からお祈りいたします。

office.N 中垣 光紀

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