2019 3 29

なぜ日本の住宅の平均寿命は、わずか30年余りなのか? | 株式会社モアテック

なぜ日本の住宅の平均寿命は、わずか30年余りなのか? | 株式会社モアテック

ごあいさつ

日本の住宅の平均寿命は、わずか30年余り。 京都には寺社仏閣に限らず、平均寿命をはるかに超えて大切に使われている住宅が数多くあり、京都は古い建物を大事に使う文化に気づきやすい土地柄です。 京都町屋リノベーションも多く取り扱う弊社は住宅の平均寿命がわずか30年余りという事実に一入の想いがあります。 将来も誇れる住宅を創る嵐山・嵯峨野の工務店「株式会社モアテック」が未来も安心できる住宅を建てるために知っていただきたいことをまとめました。

 

 

日本住宅の平均寿命は、わずか30年余り?!

色々な統計データがありますが、日本の住宅はおおむね30年で建て替えられているのが一般的のようです。世界は日本の2から3倍の平均寿命があります。

アメリカ60年から100年、ドイツ80年、イギリス130年 「昭和50年代の家に住むの??なんか嫌」 そんなお声をお聞きすることはよくあります。 皆様のお近くにある昭和50年代の築30年から40年前の住宅に住む。 この記事では「なんか嫌」の原因を整理し、今後皆様が新築を考えるときの参考になれば幸いです。

 

 

時代 | 平均寿命30年余りの原因

日本の長期人口推移と予測(国土交通省「国土の長期展望」)
日本の長期人口推移と予測(国土交通省「国土の長期展望」)

 

長期展望のデータのためご説明したい点はいくつもありますが 終戦から人口がピークになった約59年で5585万人増加した点にご注目ください。 イギリスが約6200万人イタリアが約6000万人と比べても59年間で増加したの日本人口に望まれたニーズは「質より量」だったことは想像にむずかしくありません

 

 

デザイン性 | 平均寿命30年余りの原因

日本の家は15年経つと古く感じてしまう家を多く作ってきました。 上記の人口にも関係する内容ではありますが、建物よりも土地を優先された時代でもあったためデザイン性の高いと言えない住宅を30年後にも誇れなかったため解体建て替えする。 良くない循環が平均寿命が30年余りとなる原因を作ってしまったのではないでしょうか。

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設計(ライフスタイル)| 平均寿命30年余りの原因

ライフスタイルの変化などを含めた可変性を持たない住宅が多かったようです。 家族構成やライフスタイルの変化にリフォームなどで対応できない仕様だったため、取壊建て替えるケースが多かったのではないでしょうか。

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住宅性能(建材) |  平均寿命30年余りの原因

「質より量」が望まれた時代、安価なものへのニーズは建材(窓、断熱など)にも影響されていました。
京都へは多くの外国人の方も来られますが、 建材の性能が低いと夏は暑く冬は寒い住宅になります。 日本の家は、先進国の住宅と比べて住宅性能(断熱性・気密性)が低いと言われています。京都は底冷えがすると言われるほど冬は寒いです。
建材、つまり住宅性能が低くと冬はとても寒い家になります。 寒いところから来られた外国人の方は口を揃えて言われます 「日本の家は寒い」と言われます。

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中古住宅市場が確立されてなかった | 平均寿命30年余りの原因

やっと制度は確立されつつあるという印象です。
これから住宅を販売されるかもしれない何十年後には今と大きく変わっているものと期待しております。 そのために弊社(株式会社モアテック)は工務店として「将来も誇れる」住宅を創ることは重要なことだと考えております。

 

引用 平成25年6月中古住宅流通促進 中古住宅流通促進・活用に関する研究会
http://www.mlit.go.jp/common/001001913.pdf
引用 平成25年6月中古住宅流通促進 中古住宅流通促進・活用に関する研究会
http://www.mlit.go.jp/common/001001913.pdf

耐震基準の移り変わり | 平均寿命30年余りの原因

耐震基準の法整備は大きな地震があるたびに改善されてきました。 しかし法整備を行い、過去の建物は耐震はダメだという風に言われてがちになります。実際ダメな建物もあるため注意は必要ですが、 京都の方なら知っておられる通り、五重塔は倒れないのか地震に強いのか。

「質より量」が望まれた時代では作れなかった「職人のあるべき理想」を追求できる今の時代ならば欧米のように家を価値が成長していく家を望むことができます。

 

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今後は「ストック型社会」対応の新築を建てるべき

日本の住宅も今後は海外の住宅先進国の「ストック型社会」に向かっています。
今から住宅を建てる方には今までのような家の建築をされると大きな損をする可能性があるのではないかと考えられます。 特に弊社がある京都には寺社仏閣に限らず、平均寿命をはるかに超えて大切に使われている住宅が数多くあり、京都は古い建物を大事に使う文化が根付いています。 また気づきやすい土地柄です。
しかしそれでも住宅の平均寿命は特段高いわけではないのです。 京都で将来に渡って誇ることができる住宅をご一緒に創りませんか?

嵐山・嵯峨野の工務店「株式会社モアテック 」からのご提案でした。

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